★暮らしと藝能シリーズ 1 2011年1月
「日本のお正月 御祓、奉納太神楽、門付け」 丸一仙翁社中

あけましておめでとう御座います。
2010年も藝能往來をよろしくお願い致します。
藝能は古今東西いかなる場所、いかなる時代にも存在しています。人間が人間である証が藝能といっても過言ではないでしょう。
そうした藝能をアチラへコチラへ往來しながら取材している本連載、もし読者の方が興味を持ってくれて、アチラヘコチラへお出かけ頂けたら本望であります。
「これを取材してみてはどうか」というご意見も頂ければ、なお嬉しい。
年頭にあたり、お願いする次第。
願いを込めて筆者も噛んで頂きました
「御祓、奉納太神楽」 深川不動堂
●獅子、舞う
今年最初の記事は、まさに新年ならでは。以前、取材をさせて頂いた江戸太神楽の仙若さん・花仙さんにも再びご登場頂いて、丸一仙翁社中(まるいちせんおうしゃちゅう)の正月の一日をレポートしようというもの。
掲載される頃には、流石に正月気分も抜けているでしょうが、初春のおめでたい雰囲気を思い出しながらご覧頂ければ幸いであります。
取材日は1月4日、場所は深川不動堂。
まずは太神楽の道具の御祓いからスタートします。
早朝の冷気が漂う中にずらりと並ぶ、深川不動堂のお坊様、丸一仙翁社中の皆さん、そして獅子の頭をはじめとした太神楽の道具。



御祓いが済むと、奉納太神楽。まずは本藝である獅子舞が勇壮なる姿を披露します。お正月のイラスト等ではお馴染みの獅子舞ですが、実際に見た経験があるという人はどれだけいるでしょうか。ましてや獅子に噛んで貰った経験のある人は?東京の街中に突如出現した江戸世界に、三が日を過ぎたとはいえ、まだまだ人波途絶えぬ初詣客も足を止めておりました。
本物の獅子舞とは言葉通り「舞う」のです。口をパクパクさせるしか出来ない素人とはひと味もふた味も違っています。
仙若による寿獅子舞
続いて獅子は本堂に向かいます。今度は獅子が深川不動堂を清める番なのです。
深川不動堂は近頃パワースポットと呼ばれていて、スピリチュアルの伝道者E氏もお勧めの場所だとか。どうやら江戸太神楽もパワーに一役買っていそう。次の写真などはパワースポットならぬ、パワーフォトとして使えるに違いありません。
同じ時間に、表では曲藝が披露されておりました。
仙次による一つ鞠の曲
菊仙と花仙による曲撥(きょくばち)
ふらりと寄った先で妙技に触れることの出来た方の口から「春から運が良かったね」の言葉が思わず漏ていたのが印象的でした。
仙翁親方は昭和23年からほぼ毎年、ここに来ているのだそう。近年は暖冬ですが、その当時は今よりもずっとずっと寒い。「手がかじかんでね。曲藝をやるのは大変だったよ」と笑顔ながらに語ってくれました。
太神楽は本藝の獅子舞、続いて曲芸、最後に三本締めでワンセット。快晴の深川の空に三本締めが澄み渡った音を響かせます。

深川不動堂では毎年1月4日朝9時から丸一仙翁社中の御祓と奉納太神楽が行われております。初詣はぜひ1月4日に深川不動堂に。
● 深川不動堂HP http://fukagawafudou.gr.jp/
撮影・スズキマサミ
続いて日本橋での門付けに密着します→ 
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